本書は、以下の通りの内容となっています。
仕事や家事にも応用できる、一流工場のシステム!
精神論や根性論ではなく、数字に基づいた実績あるノウハウで、あなたの時間を生産します。
-----------------------------------------------------
日々のお仕事や家事、本当にお疲れ様です。
毎日忙しく過ごされていると思います。
そんなあなたは、こんな風に思ったことはありませんか?
「1日が25時間あれば」
「ずっと夏休みだったらなぁ」
「あと5分、もっとゆっくり寝かせて」
「100歳まで長生きしたい」
・・・などなど。
世の中の人々は、限られた時間の中で、日々、何かに追い詰められながら一生懸命に生きています。
そんなあなたが、せめて1日あと1時間、自由な時間を生み出せれば・・・
もし1日に1時間自由な時間ができれば、年間15日分になります。
2時間できれば30日、3時間では45日です。
長生きしたい、という方には、もし1日3時間作ることができれば、年間45日も寿命が伸びたとほぼ同等にはなりませんか?
「いや、ワシはより先の未来を見るために、
孫の孫のさらに孫の顔を見るために長生きするんじゃ!」
というお考えでしたら、それは本書では叶えられません。
時間のムダになりますので、すぐに本を閉じ、他の方法を探してください。
本書では、時短に直結する「効率化ノウハウ」を、実務的な側面から考えていきます。
とはいえ、
時間を作るなんて友人の誘いを断ればカンタンに作れるのでは?
趣味の時間や寝る時間を減らせば時間はスグに生まれるのでは?
と思われるかもしれません。たしかにその通りです。
でも、そのような安直な極論は本書では取り上げておりません。
日々の拘束時間、やらなければならない日常の習慣と、時間があればやりたい事などを、パズルのように、どれかを同時並行して組み合わせたり、効率化して時間を短縮したりすることで、時間を作るという発想です。
●効率化ノウハウってどんなもの?
日常生活や、仕事にも通用する、製造業のノウハウ主に取り上げています。
精神論や根性論ではなく、実績に基づいたノウハウを厳選しています。
聞き慣れた「断捨離」も、部屋のものだけ片付ければいいのかというと、そうではなく、実際に作業する机に見えるものや、パソコン内のデータなど、トヨタの事例も参考にしつつ、実用的なものを解説します。
断捨離をなぜ行うのかの本質をわかっていないと、また元に戻ってしまいます。
そこは、実験例を通して理解して目を慣れていただくように、構成されています。
他にも、工場でなぜ品質が悪いかの事例も取り上げ、改善後と比較して、理由をあわせて解説しています。
それらを日常生活にどう活かすか、ヒントになるような、日常の例も挙げています。
●これらのノウハウはどのような効果があるの?
本書は、時間を作り出すことをテーマにしています。
人によっては30分かもしれないし、300分かもしれません。
世の中にはいろいろなアプローチがありますが、本書では主に以下のようなアプローチです。
・作業自体の効率化で時間短縮(動作研究)
・作業の切り替え時間を減らし、集中する環境を整える(役割分担・断捨離)
・作業のクオリティを上げることでロス時間を減らす(品質改善)
・同時並行作業をしていい場合と良くない場合を見分ける(マルチタスク)
・常習化している問題を、発生させない仕組み作り(問題解決)
・方向性を、マクロとミクロを一致させる(ミッション・目標・タスク管理)
・工場のスケジュール管理を個人に応用し、目標を必ず達成させる(スケジューリング)
どれもが、ムダな時間を減らし、効率よく生活できることに繋がります。
ライフスタイルは一人ひとり異なります。
本書のノウハウを自由にアレンジして実生活で応用し、少しでも時間を生み出せることに繋がれば幸いです。
●こんな悩みをもっているあなたへ贈る一冊です
・同じ作業なのに人より遅い
・いつも仕事が定時に終わらない。なぜだかは原因不明
・部下に仕事を振れずに、自分で抱え込んでしまう
・家事や育児に追われてあれもこれも忙しい
・勉強したいけど、プライベートな時間が少ない
・あちこちの情報に手を出してしまって、いろんな意味で散らかってる
・よく物を無くしたり忘れたりする
・テレビやSNSが気になって仕方がない
-----------------------------------------------------
【目次】
■まえがき
”長生き”を望むよりも、
”今、生きている時間”の「最適化」にフォーカスを
■第一章 「見える化」+「計測」で作業効率化
1-1 実験「動作研究」に学ぶ
・ただA4紙を折る実験からわかる「見える化」と「計測」の威力
・なぜ計測する必要があるのか
・効率に影響する要素は、一つとは限らない
-------------お試し版はここまで-------------
1-2 製造業の最適化ノウハウ「工程分解」
・自分で何でも抱え込んでしまうのは高コスト!?
・たくさん作るほど時間効率と品質が上がる理由
・仕事は分解して、簡単な作業を割り振る
・組織内で作業時間を10%短縮したルール設定
1-3 マルチタスクの2つのコツと脳への影響
・マルチタスクは非効率!?ホントに?
・切り替え時間を少なくすることでタイムロスを減らす
・考えるタスク2つは非効率だが鍛えられる
・脳の別々の働きをする部位を同時に使うと脳は発達
■第二章 トヨタ式を日常生活に応用する
2-1 製造業の基本概念「5S」と「3M」
・いい状態と悪い状態を判断できる目を養う
・トヨタ式は、個人にも応用できる
・各作業精度を上げることは、時間も節約に繋がる
2-2 生産性向上の鉄則、整理・断捨離
・「整理」「断捨離」の本当の意味
・1年間使われなかったものは◯◯%は二度と使われない!?
・なぜライターや受験生は、喫茶店だと集中できるのか?
・その時に不要なものを目に入らないようにする
■第三章 全てに通用する問題解決の考え方
3-1 ロスがなくなる「必然」のシステムを作る
・意外とできていない、問題解決・改善の極意とは?
・傾向が見つかれば、原因が特定できる
・意図的にそうならざるを得ないシステム作り
・完璧主義は生産性を逆に悪化させる
3-2 新ルールは引き算から考える
・成功者ほど、ルールは◯◯!
・ルールには副作用がある
・まずはトライ・アンド・エラーで試す
【コラム】PDCAサイクル
■第四章 マクロとミクロの方向性を定める
4-1 最短で目標に向かう「第三の軸」
・バリュープロポジションとは?
・軸が定まると、成功や失敗の経験は全て、学びになる
・周りから応援や協力を得られやすい軸の定め方
・第三の軸は、アップデートしてもよい
【コラム】Z軸の作り方
4-2 生活時間割り振り最適化
・統計から生活習慣を振り返る
・読書量と収入は比例する
・収入が多い人ほどテレビ視聴時間が短い
・経済的にゆとりができれば、時間的にゆとりができる事に繋がる
4-3 最大パフォーマンスを発揮するスケジューリング
・工場で日々行われているスケジューリング法とは
・最重要は「期日」
・大きな目標は、細分化して着実に前進する
・集中できる時間を把握して予定を組む
・ToDoリスト内の大きなタスクは、実行レベルに分解
・スケジューリングは、終了時刻も決める
・休息時間も予定に入れることで、回復効果高まる
・脳内もやもやは、メモに書き出して忘れる
■巻末まとめ
■あとがき
・時間を目的にして時間を欲しがるのは、お金が目的でお金を欲しがるのと同義
・フォーチュン500の上位企業の共通点
常に、時間の使い方は重要ですよね。
過ぎてしまった時は取り戻せませんが、大晦日の今日、「できるだけ読書しよう」と思い、実行中です!!(笑)
お読みになられた方は、いらっしゃいますか?