この半年間の書籍のベストセラーが発表され、去年亡くなった俳優の樹木希林さんのことばを集めた本が、1位と3位にランクインしました。
出版物の取り次ぎをしている日販=日本出版販売は、去年11月25日から今月25日までの半年間の本の売り上げをまとめ、31日に発表しました。
それによりますと、最も売れた本は、去年9月に75歳で亡くなった俳優の樹木希林さんのことばを集めた『一切なりゆき〜樹木希林のことば〜』でした。
発行元の文藝春秋によりますと、去年12月の発売からの累計発行部数は120万部となっています。
また、同じく樹木さんのことばを集めた『樹木希林120の遺言死ぬときぐらい好きにさせてよ』も3位に入っています。
トップ10では、人気シリーズ『おしりたんてい』の『かいとうとねらわれたはなよめ』が6位に入ったほか、ビジネス書などの実用的な本が目立っています。
今回のランキングについて、日販は「知識や教養を身につけられる作品が多くランクインした。娯楽として楽しむだけではなく、実用的な作品が好まれた」と分析しています。
上半期のベスト10は
日販によりますと、上半期ベストセラーの1位から10位は以下のとおりです。
1位 一切なりゆき〜樹木希林のことば〜(樹木希林)
2位 新・人間革命第30巻下(池田大作)
3位 樹木希林120の遺言死ぬときぐらい好きにさせてよ(樹木希林)
4位 医者が考案した「長生きみそ汁」(小林弘幸)
5位 日本国紀(百田尚樹)
6位 おしりたんていかいとうとねらわれたはなよめ(トロル)
7位 メモの魔力(前田裕二)
8位 妻のトリセツ(黒川伊保子)
9位 ゼロトレ(石村友見)
10位 青銅の法ー人類のルーツに目覚め、愛に生きるー(大川隆法)
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