サッカーワールドカップ ロシア大会で、2大会ぶり3回目の決勝トーナメント進出を決めた日本代表の選手たちの談話です。
長谷部選手「これが勝負の世界」
後半37分から出場したミッドフィルダーの長谷部誠選手は、「シチュエーションとしては難しいゲームだった。この試合だけに集中しようとしていたが、セットプレーで厳しい失点になった。見ている人にとってはもどかしかったかもしれないが、これが勝負の世界。次につながる結果は大きい。ベスト16に向けて力を合わせてやりたい」と冷静に話していました。
長友選手「素直にうれしい」
長友佑都選手は「試合には負けてしまったが自分たちの目標だった決勝トーナメント進出を果たすことができて素直にうれしい」と話していました。
また、決勝トーナメントに向けては「相手が自分たちより強いことは間違いないが、日本らしく泥臭く戦いたい」と意気込みを話していました。
川島選手「自分の仕事できてよかった」
ゴールキーパーの川島永嗣選手は「この試合については残念な気持ちだが、全員でつかんだ1次リーグ突破はうれしい。この2試合、チームに迷惑をかけたので、きょうは自分がチームを救う番だと思っていた。自分の仕事ができてよかった」と話していました。
決勝トーナメントに向けては「ここまでいろいろなことがあったが、チームが1つになって1次リーグに臨み、一人一人の気持ちが結果につながった。自分たちは今まで成し遂げられたことがないことをやりたい。ここからまた1つになって進みたい」と話していました。
またこの試合のキャプテンを任されたことについては「西野監督は、ミスが多いと批判を受けている自分のことを思ってキャプテンを任せてくれたのだと思う」と話していました。
武藤選手「次は必ずゴールを」
ポーランド戦で先発し、初めてのワールドカップ出場を果たしたフォワードの武藤嘉紀選手は「勝ちきることができず残念だし、申し訳なく思っている。幼いころからの夢の舞台でゴールを決めたかったが、チームの状況で守り切ることが優先になったこともあり、思っているプレーができなかった。結果的に決勝トーナメントに進めたことをポジティブに捉え、次は必ずゴールを決めて、日本の勝利に全力を尽くしたい」と話していました。
柴崎選手「3試合 チームで必死にやった」
1次リーグの3試合、すべて先発出場した柴崎岳選手は、「点を先に取られて、このまま追加点だけは避けるようにという指示だった。西野監督はミーティングで勇気づける言葉をかけてくれる。戦略的なこともあるが、いちばんは強気な姿勢だ。スターティングメンバーで選ばれた選手がピッチ上でやるだけだった。この3試合、チームで必死にやった。決勝トーナメントに行くことより1試合1試合やった印象がある。これまでベスト16の壁は越えていない。ここを越えることを目標にしたい」と話していました。
大迫選手「ベンチから『そのままで』と」
後半2分から途中出場した大迫勇也選手は「勝ちにいったが0対1になってベンチから『そのままで』と言われた。うまく切り替えられた」と話していました。
吉田選手「もっと危機感持って戦う必要」
ディフェンダーの吉田麻也選手は「もちろん負けても進出することは可能だったが、正直勝てた試合だった」と振り返りました。
そのうえで、1次リーグの3試合について「突破はできたが本当の意味で勝ち切れた試合は1つもなかった。同じ失点のしかたをしているし、もっと危機感を持って戦っていく必要がある」と気持ちを切り替えていました。
昌子選手「ここからまた気を引き締めて」
1次リーグ最終戦となったポーランド戦では出場機会がなかったディフェンダーの昌子源選手は「負けたことは反省して決勝トーナメントに向けて課題を修正していきたい。ここからまた新たに気を引き締めてやっていかないといけない。全員の力を1つにして必ず勝ちたい」と話していました。
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