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ノーベル文学賞のカズオ・イシグロさん ロンドンで叙勲伝達式
ノーベル文学賞作家のカズオ・イシグロさんへの旭日重光章の伝達式がロンドンで行われ、イシグロさんは、「日本とイギリスの友好関係の発展に私が多少なりとも貢献できたのであれば幸せだ」と述べました。
長崎県出身のカズオ・イシグロさんは、5歳の時に父親の転勤に伴ってイギリスに移住し、日本を舞台にした小説「遠い山なみの光」で作家として本格的に活動を始め、去年、ノーベル文学賞を受賞しました。
ことしの「春の叙勲」では、日本とイギリスの文化交流の促進に貢献したとして旭日重光章を受章し、12日、ロンドンの日本大使公邸で伝達式が行われました。
勲章をつけられたイシグロさんは「日本とイギリスの友好関係に残る戦争の影が早く消えてほしいというのが子どもの頃の願いだった。両国は、今や共通の文化を通じた友好関係で結ばれており、私が多少なりとも貢献ができたのであれば本当に幸せだ」と述べました。
イシグロさんは現在、AI=人工知能などの技術革新が及ぼす影響に関心を持って執筆活動を行っているということですが、いずれは日本を訪れ、戦後の時代についても理解を深めたいとしています。
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- 2018.09.13 Thursday
- 09:58
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- by 昌裕