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全国の活火山 7月の活動状況や警戒すべき点

気象庁は8日、全国の活火山のことし7月の活動状況や警戒すべき点について発表しました。噴火が発生したり火山活動が高まったりして、全国の10の火山に火口周辺警報が、2つの海底火山に噴火警報(周辺海域)が発表されています。

火口周辺警報は10火山

今後の噴火で火口の周辺や居住地域の近くに影響が出るおそれがあるとして火口周辺警報が発表されているのは、
▽群馬にある草津白根山の「白根山」と「本白根山」、
▽群馬と長野の県境にある「浅間山」、
▽宮崎と鹿児島の県境にある霧島連山の「新燃岳」と「えびの高原の硫黄山周辺」、
▽鹿児島県の「桜島」と「口永良部島」、それに「諏訪之瀬島」、
▽小笠原諸島の「西之島」と「硫黄島」の合わせて10の火山です。

噴火警戒レベル3は1火山

このうち、居住地の近くまで影響が出るおそれがあり、入山規制を示す噴火警戒レベル3は「桜島」に発表されています。

《桜島》
桜島では活発な噴火活動が続いていて、7月は南岳山頂火口で合わせて29回の噴火が発生し、このうち16回は、空振と呼ばれる空気の振動を伴う爆発的な噴火でした。

7月16日の爆発的な噴火では、噴煙が火口から4600メートルの高さまで上がり、大きな噴石が山の4合目まで飛びました。

一方、「昭和火口」では噴火は観測されていません。

鹿児島湾奥部の姶良カルデラの地下にある「マグマだまり」へのマグマの供給は続いているとみられ、気象庁は、今後も噴火活動は続くとして、南岳山頂火口と昭和火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒を呼びかけています。

噴火警戒レベル2は7火山

火口周辺への立ち入りが規制される噴火警戒レベル2は、
▽草津白根山の「白根山」と「本白根山」、
▽「浅間山」、
▽霧島連山の「新燃岳」と「えびの高原の硫黄山周辺」、
▽「口永良部島」、
▽「諏訪之瀬島」の7つの火山に発表されています。

《草津白根山の「白根山」》
草津白根山の「白根山」では、4月下旬以降、「湯釜」と呼ばれる火口湖の付近を震源とする火山性地震が増減を繰り返しながら続いているほか、6月下旬からは、地下の熱水や火山ガスの動きを示すと考えられる火山性微動も、時折、発生しています。

湯釜の付近では、地下の熱活動が高まっていることを示す磁力の変化も見られています。

気象庁は、湯釜からおおむね1キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石に警戒を呼びかけています。

《草津白根山の「本白根山」》
ことし1月に噴火した草津白根山の「本白根山」では、2月下旬以降、噴気は観測されていませんが、火口付近のごく浅い場所を震源とする火山性地震は続いています。

気象庁は、1月の噴火と同じような規模の噴火が発生する可能性があるとして、火口のある鏡池付近からおおむね1キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石に警戒を呼びかけています。

《浅間山》
3年前の平成27年6月にごく小規模な噴火が起きた浅間山では、山頂火口の直下のごく浅い場所を震源とする火山性地震が689回発生しました。

6月より100回ほど増えたものの、1000回以上発生していた5月ごろまでと比べると、やや少ない状態となっています。

地下のマグマだまりにマグマが供給されていることを示す地殻変動もほぼ停滞しています。

一方で、地下の熱水や火山ガスの動きを示すと考えられる火山性微動は引き続き観測されているほか、7月18日には、去年12月以来、7か月ぶりに、高温の火山ガスなどが夜間に雲などに映って赤く見える「火映現象」も確認されました。

気象庁は、今後も小規模な噴火が発生する可能性があるとして、山頂火口からおおむね2キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石に警戒を呼びかけています。

《霧島連山の「新燃岳」》
去年10月に平成23年以来となる噴火が発生した霧島連山の新燃岳では、3月に噴火が相次ぎ、火口の内部を溶岩が覆いました。

その後も、時折、噴火が発生していましたが、6月27日を最後に噴火は発生していません。

しかし、火口の直下を震源とする火山性地震は多い状態が続いているほか、地下の深い場所にあるマグマだまりへのマグマの供給を示すと考えられる地殻変動も続いています。

気象庁は、火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石に、1キロの範囲では火砕流に警戒を呼びかけています。

《霧島連山の「えびの高原の硫黄山周辺」》
ことし4月に噴火したえびの高原の硫黄山では、7月も噴火は観測されませんでしたが、活発な噴気活動は続いています。

硫黄山周辺の火山性地震は、7月は875回と6月の3倍近くに増え、多い状態が続いています。

また、7月10日の現地調査では、透明だった周辺の沢の水が噴火後と同じように白く濁っていたということです。

気象庁は、今後もごく小規模な噴火が起きる可能性があるとして、硫黄山からおおむね1キロの範囲では大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。

《口永良部島》
3年前に噴火した口永良部島では、新岳火口付近のごく浅い場所を震源とする火山性地震が、7月は231回観測されるなど、やや多い状態が続いています。

火山ガスに含まれる二酸化硫黄の量もやや多い状態が続いていることから、気象庁は、小規模な噴火が起きる可能性があるとして、火口からおおむね1キロの範囲では大きな噴石や火砕流に、火口の西側のおおむね2キロの範囲で火砕流に警戒を呼びかけています。

《「諏訪之瀬島」》
諏訪之瀬島では、7月は噴火は観測されませんでした。

火山性地震も少ない状態でしたが、時折、「火映現象」を観測するなど今後も噴火が発生すると予想され、気象庁は、火口からおおむね1キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石に警戒を呼びかけています。

入山危険と火口周辺危険は2火山

噴火警戒レベルが導入されていないものの、火口周辺警報が発表されているのが小笠原諸島の「西之島」です。

《西之島》
小笠原諸島の西之島では、7月12日に去年8月以来となる噴火が確認され、溶岩の流出も観測されました。

このため、気象庁は、火口周辺警報を入山危険に引き上げ、火口からおおむね1.5キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石や溶岩流に警戒を呼びかけています。

《硫黄島》
硫黄島は、地面の温度が高く、火山活動がやや活発が続いていて、気象庁は、火口やその周辺で噴火に警戒するよう呼びかけています。

海底火山に「噴火警報(周辺海域)」

「福徳岡ノ場」と「ベヨネース列岩」の2つの海底火山には、周辺の海域に影響を及ぼす噴火が発生するおそれがあるとして「噴火警報(周辺海域)」が発表されています。

《福徳岡ノ場》
小笠原諸島の近海にある福徳岡ノ場の周辺では、火山活動によると見られる海面の変色が確認されていて、気象庁は、小規模な海底噴火が発生すると予想されるとして、周辺の海域では警戒を呼びかけています。

《ベヨネース列岩》
伊豆諸島の青ヶ島の南にある「ベヨネース列岩」では、7月が火山活動によると見られる海面の変色などは確認されませんでしたが、以前は時々観測されています。

気象庁は、小規模な海底噴火が起きる可能性があるとして、周辺の海域では警戒を呼びかけています。

警報なし・レベル1も注意

全国の活火山の中には、噴火警報が発表されておらず、噴火警戒レベルもレベル1の火山がありますが、過去に噴火を繰り返してきた活火山であることに変わりはなく、気象庁や自治体が発表する情報に注意が必要です。

最新の火山情報の確認を

各地の火山活動の状況や注意点は、気象庁や各地の気象台、自治体のホームページなどで確認することができます。




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  • 2018.08.09 Thursday
  • 09:51

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