ラグビーワールドカップ日本大会で史上初のベスト8進出を果たした日本代表の選手5人が、所属チームの拠点がある東京 府中市で報告会を行い、1万人を超えるファンが詰めかけました。
府中市には、トップリーグの強豪、「サントリー」と「東芝」が拠点を置いていて、今回のワールドカップでは合わせて7人の選手が代表に選ばれていました。
報告会には、キャプテンのリーチ マイケル選手やチーム最多の5つのトライをあげた松島幸太朗選手、スクラムハーフの流大選手、センターの中村亮土選手、それにフランカーの徳永祥堯選手の5人が参加しました。
選手たちは、市内の大通りに敷かれた約120メートルの赤いじゅうたんを歩きながら、写真撮影やサインに笑顔で応じていました。
そして、府中市から7人の選手全員に「市民スポーツ特別栄誉賞」が、キャプテンのリーチ選手には、合わせて「市民栄誉賞」が贈られました。
沿道には、1万人を超えるファンが詰めかけ、リーチ選手は「たくさんの応援をもらい、本当にありがとうございました。熱い応援があってベスト8という目標を達成することができました」と感謝を伝えていました。
報告会を訪れた30代男性は「日本全体が1つのチームになれたように思います。感動をありがとうございましたと伝えたいです」と話していました
流選手「どんな相手にも勝てること証明できた」
報告会のあと、流大選手と中村亮土選手、それに徳永祥堯選手の3人が報道陣の取材に応じました。
流選手は「チームが1つになればどんな相手にも勝てることを証明できたと思う。次は、さらに上を目指すためにもっとラグビーを突き詰めていきたい」と話していました。
中村選手は「子どもたちにいい姿を見せて、日本代表が憧れの存在になれるようまだまだ成長したい。ファンの皆さんにもサポートしてもらい、日本のラグビーを盛り上げていきたい」と話していました。
徳永選手は「ファンの応援で背中を押してもらい、ベスト8を達成することができた。4年後はもっと高い目標を持ってやらないといけない」と話していました。
また、2日に行われるイングランドと南アフリカの決勝戦について、流選手は「本当に最後なのでみんなで楽しんでもらいたい。自分の予想はことごとく外れるが、日本が負けた南アフリカにぜひ勝ってもらいたい」と話していました。
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