2020年東京オリンピックの抽せん販売の観戦チケットについて、大会組織委員会は20日、抽せんの結果を公式販売サイトで発表しました。公式サイトは朝から混雑が続いていますが、結果は順次送られるメールでも確認でき、当選した人は来月2日までに購入の手続きを行うことになっています。
組織委員会は東京オリンピックの抽せん販売の観戦チケットについて、20日午前2時ごろ抽せんの結果を公式販売サイトで発表しました。
結果は、公式販売サイトの個人のIDを使ってログインするページ「マイチケット」に掲載され、申し込んだ項目ごとに当選したか落選したかが表示されて、当選した枚数とチケットの金額が分かるようになっています。
結果の確認や購入手続きは、来月2日午後11時59分まで行うことができます。
ただし、この期限を過ぎると、当選はすべて無効になります。
一方、抽せん結果の発表をめぐって朝から公式販売サイトは混雑が続いていて、順番待ちが「100万人以上」にのぼっていることや「1時間以上」の待ち時間になっていることが表示されています。
組織委員会は当選した枚数や金額などが分かるメールを朝から夕方にかけて個人のメールアドレスに順次送っています。
組織委員会は「初日や購入手続きの期限の日、さらに通勤・通学の時間帯、昼休みなどは混み合うので、時間に余裕を持ってアクセスや手続きをしてほしい」と呼びかけています。
東京オリンピックの観戦チケットは全体でおよそ780万枚に上り、大会組織委員会は今回販売の対象となった枚数や抽せんの倍率などを明らかにしていませんが、申し込みに必要なIDの登録件数は750万件を超えたということです。
チケット申し込んだ人は
東京オリンピックの観戦チケットの抽せん結果が公式販売サイトで発表されたことを受けて、東京 渋谷ではチケットを申し込んだ人からさまざまな声が聞かれました。
このうち、バドミントンや柔道など5つの競技を申し込んだという男性は、「結果を見るのに1時間待ちになっています。メールはまだ届いていないみたいです。全部当たることはないと思って5種目くらい申し込みましたが1つでも当たっていたらいいですね」と話していました。
夫婦で申し込んだという女性は、「1時間や2時間前からサイトにログインしてずっとつながらないままでしたが、待ち時間があと8分という表示が出たのでよかったです。私は開会式、閉会式と水泳などを申し込み、夫はサッカーを申し込んでいました」と話していました。
一方、別の男性は、「卓球とバドミントンを2枚ずつ申し込みました。けさ、起きたらメールが来ていて、確認したら外れていました。先着販売では買える気がしないので申し込まないでテレビの前で応援したいなと思います」と話していました。
また、別の夫婦は、「サーフィンやスケートボード、サッカーなど20枚くらい申し込みましたが午前2時くらいに確認したら全滅でした。何も当たらなくて残念です。またやってみます」と話していました。
NHK公式ホームページ:http://www.nhk.or.jp
NHK 公式Twitter:@nhk_news