皇太子さまの誕生日にあたって、宮内庁は、去年6月、皇太子さまが2016年に開催されたリオデジャネイロパラリンピックのマラソン女子の目に障害のあるクラスで銀メダルを獲得した道下美里選手の伴走をされた際の映像を公開しました。
皇太子さまは去年6月下旬の夕方、お住まいのある赤坂御用地内で道下選手の伴走者として一緒にジョギングをされました。
おととし11月の秋の園遊会で、皇太子さまが、招待された道下選手に趣味でジョギングをしていることを話された際、道下選手が「機会があれば一緒に走らせていただきたい」と伝えたことがきっかけだったということです。
初めて伴走することになった皇太子さまは伴走者としての心構えについて動画を見たり資料を読んだりするなどの準備をして臨まれたということです。
皇太子さまは道下選手と同じロープを握り、「道がでこぼこしています」とか「この先で左にカーブします」などと、路面やコースの状況を伝えていたということです。
皇太子さまはおよそ20分にわたって2キロあまりを伴走し、最後に道下選手と握手を交わされました。
このとき、道下選手は皇太子さまに「東京パラリンピックで前回よりよいメダルを取ってまた園遊会で報告できるように頑張ります」と意気込みを語ったということです。
宮内庁によりますと、皇太子さまは「障害者スポーツに対する理解をさらに深めることができました。自分自身の世界もひろがったと思っています」などと感想を述べられたということです。
また皇太子さまは、誕生日を前にした記者会見の中でも「実際に御一緒してみて、私自身も最初は少し緊張しましたけれども、楽しくとてもいい経験をさせていただいたように思います。来年のオリンピック・パラリンピックを大変楽しみにしています」と話されました。
映像公開 子どもたちの読書感想文をご覧になる
皇太子さまの誕生日にあたって、皇太子ご夫妻が、お住まいの東宮御所で読書感想文のコンクールの課題図書や、入賞した感想文をご覧になる映像が公開されました。
皇太子ご夫妻は、今月8日に、子どもたちがつづった読書感想文のコンクールの表彰式に出席されました。
映像には、ご夫妻が、このコンクールの課題図書や入賞した感想文を見ながら歓談される様子が収められています。
宮内庁によりますと、ご夫妻は「みんな本当にいい感想文を書いていますね」などと話されていたということです。
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