書籍
「樹木希林 120の遺言 ~死ぬときぐらい好きにさせてよ~ 樹木 希林著 -宝島社-」8回目の読了
本書は、以下の通りの内容となっています。
「楽しむのではなくて、面白がることよ。
面白がらなきゃ、やっていけないもの、この世の中」
女優の樹木希林さんが2018年9月15日に他界されました。
本書は樹木さんが生前に遺した120の言葉を掲載しています。
老い、孤独、病い、仕事、家族、夫婦関係……誰もが人生で直面する
「壁」をどう乗り越えればいいのか――。
きっと樹木さんの言葉がヒントになるはずです。
『NHKスペシャル「"樹木希林"を生きる」』や朝日新聞の連載「語る 人生の贈りもの」 のインタビュー、雑誌、専門誌、フリーペーパーでの発言に至るまで、 多岐にわたるメディアから、心に響く樹木さんのメッセージを厳選しました。
<ありのままの自分>を貫き、最期まで<自然体>で生きた樹木さんの 率直な言葉には、彼女の人となり、そして人生哲学が詰まっています。
生前、親交があった養老孟司さんからご寄稿もいただきました。
「自然体とはこういうことかと思った」
「男でいえば、将の器がある。身体は小さいし、声だってとくに大きいわけではない。印象的な女性でした」
また、樹木さんの若かりし頃の秘蔵写真や、 懐かしのドラマの貴重カットなども多数掲載しています。
▼――本書に収録した<言葉>より
◯ときめくことは大切。
自分が素敵になれば、
それに見合った出会いも訪れるものです。
◯どうぞ、物事を面白く受け取って
愉快に生きて。
あんまり頑張らないで、
でもへこたれないで。
◯一人でいても二人でいても、
十人でいたって寂しいものは寂しい。
そういうもんだと思っている。
◯嫌な話になったとしても、
顔だけは笑うようにしているのよ。
◯本物だからって
世の中に広まるわけじゃないのよ。
偽物のほうが広まりやすいのよ。
◯籍を入れた以上、引き受けていくしかない。
夫の中には今も、純粋なもののひとかけらがみえるから。
◯がんがなかったら、私自身がつまらなく生きて、つまらなく死んでいったでしょう。
そこそこの人生で終わった。
◯病気になったことでメリットもあるんですよ。
賞を取っても、ねたまれない。少々口が滑っても、おとがめなし。
ケンカをする体力がなくなって、随分腰が低くなったし。
▼――章立て
第一章 生――人生と幸福について
第二章 病――がんと病いについて
第三章 老――老いと成熟について
第四章 人――人間と世間について
第五章 絆――夫婦について
第六章 家――家族と子育てについて
第七章 務――仕事と責任について
第八章 死――生と死について
今回は、こちらを読んで「全部は無理だけど、私も面白がっている1人かな」と笑顔になったこちら!
《「痛い」じゃなくて、「ああ気持ちいい」って言い換えちゃう(笑)。それが当たり前なんだと受け取って生活していく面白さがあるなって思うんだ。》
襲撃されるかのような激痛がある時には、このようなゆとりを持つことなど到底不可能です。
子供の頃から、全く体の痛みがない日の記憶はないほどで、もちろん強弱はその都度違いますが、いつも私の一部として存在しています。 そのため母との間では「生きている証拠!」を合言葉に楽しんできた面も多くあります。
ですが昨年、脳外科を受診した際に「蜂窩織炎の時にかなり痛くなかった?」と医師に聴かれたのを思い出しました。
そして、このように話したらびっくりされました。
「膿による違和感で動きにくく、腫れているなぁ程度で、痛みに対しては余裕でした。小学生の時に経験した『脊髄係留症候群』など激痛がありすぎる症状を他に体験ししてきたので、妙に落ち着いていました。」
私は発症後に知りましたが、「蜂窩織炎」は、早期治療しないと命を落とす危険性もある症状です。なので、医師が驚くことは当然の事。
でも、患者として冷静さも重要で、私の場合、何度お話しているように、読唇術でできる限り会話が成立させるのがスムーズになります。
さじ加減が分かりません。(苦笑)
お読みなられた方は、どれほどいらっしゃいますか?
こちらがブログをJUGEMで書き始めてから、600回目の読了記事となりました(^_^)
「楽しむのではなくて、面白がることよ。
面白がらなきゃ、やっていけないもの、この世の中」
女優の樹木希林さんが2018年9月15日に他界されました。
本書は樹木さんが生前に遺した120の言葉を掲載しています。
老い、孤独、病い、仕事、家族、夫婦関係……誰もが人生で直面する
「壁」をどう乗り越えればいいのか――。
きっと樹木さんの言葉がヒントになるはずです。
『NHKスペシャル「"樹木希林"を生きる」』や朝日新聞の連載「語る 人生の贈りもの」 のインタビュー、雑誌、専門誌、フリーペーパーでの発言に至るまで、 多岐にわたるメディアから、心に響く樹木さんのメッセージを厳選しました。
<ありのままの自分>を貫き、最期まで<自然体>で生きた樹木さんの 率直な言葉には、彼女の人となり、そして人生哲学が詰まっています。
生前、親交があった養老孟司さんからご寄稿もいただきました。
「自然体とはこういうことかと思った」
「男でいえば、将の器がある。身体は小さいし、声だってとくに大きいわけではない。印象的な女性でした」
また、樹木さんの若かりし頃の秘蔵写真や、 懐かしのドラマの貴重カットなども多数掲載しています。
▼――本書に収録した<言葉>より
◯ときめくことは大切。
自分が素敵になれば、
それに見合った出会いも訪れるものです。
◯どうぞ、物事を面白く受け取って
愉快に生きて。
あんまり頑張らないで、
でもへこたれないで。
◯一人でいても二人でいても、
十人でいたって寂しいものは寂しい。
そういうもんだと思っている。
◯嫌な話になったとしても、
顔だけは笑うようにしているのよ。
◯本物だからって
世の中に広まるわけじゃないのよ。
偽物のほうが広まりやすいのよ。
◯籍を入れた以上、引き受けていくしかない。
夫の中には今も、純粋なもののひとかけらがみえるから。
◯がんがなかったら、私自身がつまらなく生きて、つまらなく死んでいったでしょう。
そこそこの人生で終わった。
◯病気になったことでメリットもあるんですよ。
賞を取っても、ねたまれない。少々口が滑っても、おとがめなし。
ケンカをする体力がなくなって、随分腰が低くなったし。
▼――章立て
第一章 生――人生と幸福について
第二章 病――がんと病いについて
第三章 老――老いと成熟について
第四章 人――人間と世間について
第五章 絆――夫婦について
第六章 家――家族と子育てについて
第七章 務――仕事と責任について
第八章 死――生と死について
今回は、こちらを読んで「全部は無理だけど、私も面白がっている1人かな」と笑顔になったこちら!
《「痛い」じゃなくて、「ああ気持ちいい」って言い換えちゃう(笑)。それが当たり前なんだと受け取って生活していく面白さがあるなって思うんだ。》
襲撃されるかのような激痛がある時には、このようなゆとりを持つことなど到底不可能です。
子供の頃から、全く体の痛みがない日の記憶はないほどで、もちろん強弱はその都度違いますが、いつも私の一部として存在しています。 そのため母との間では「生きている証拠!」を合言葉に楽しんできた面も多くあります。
ですが昨年、脳外科を受診した際に「蜂窩織炎の時にかなり痛くなかった?」と医師に聴かれたのを思い出しました。
そして、このように話したらびっくりされました。
「膿による違和感で動きにくく、腫れているなぁ程度で、痛みに対しては余裕でした。小学生の時に経験した『脊髄係留症候群』など激痛がありすぎる症状を他に体験ししてきたので、妙に落ち着いていました。」
私は発症後に知りましたが、「蜂窩織炎」は、早期治療しないと命を落とす危険性もある症状です。なので、医師が驚くことは当然の事。
でも、患者として冷静さも重要で、私の場合、何度お話しているように、読唇術でできる限り会話が成立させるのがスムーズになります。
さじ加減が分かりません。(苦笑)
お読みなられた方は、どれほどいらっしゃいますか?
こちらがブログをJUGEMで書き始めてから、600回目の読了記事となりました(^_^)
- 2019.02.10 Sunday
- 19:02
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- by 昌裕