2年後に迫った東京パラリンピックの競技スケジュールの大枠が決まり、19日発表されました。
2020年東京パラリンピックは、東京オリンピックが閉幕して2週間余りあとの8月25日から9月6日までの13日間で、22競技、540種目が行われます。
大会組織委員会は19日、IPC=国際パラリンピック委員会と合意した競技スケジュールの大枠を発表しました。
競技は、開会式翌日の8月26日に始まり、競泳、卓球、ゴールボールは、閉会式2日前まで連日、競技が行われます。
日本がことし、世界選手権で史上初めて金メダルを獲得した車いすラグビーも開会式翌日から競技が始まり、最初の日曜日となる30日に決勝が組まれました。
また、日本勢が2大会ぶりの金メダルを狙う柔道も大会の前半となっています。
一方、大会の後半には、いち早く東京パラリンピックの代表に内定した国枝慎吾選手と上地結衣選手が金メダルを狙う車いすテニスの決勝が配置されました。
そして、最終日には世界的に人気の高い車いすバスケットボール男子の決勝や、陸上のマラソンが行われるなど、大会を通して盛り上がりを図ろうと、注目の競技が全期間にわたって配置されました。
また組織委員会は、暑さにも配慮し、マラソンが午前7時、トライアスロンが午前8時とスタート時刻をリオデジャネイロパラリンピックより早くしたほか、アーチェリーでは夕方にも競技時間を設けました。
競技スケジュールの種目などの詳細は、早ければ年内に決まる予定です。
競技ごとのスケジュールの大枠
組織委員会が発表したパラリンピックの競技スケジュールの大枠です。
▽新国立競技場で行われる「陸上」は8月28日から9月5日。
▽「マラソン」は大会最終日の9月6日。
▽「卓球」は8月26日から9月4日。
▽東京大会で新たに採用された「バドミントン」は9月2日から大会最終日の6日。
▽「車いすラグビー」は8月26日から30日。
▽「柔道」は8月28日から30日。
▽「パワーリフティング」は8月27日から31日。
▽「馬術」は8月27日から31日。
▽「車いすバスケットボール」は武蔵野の森総合スポーツプラザで8月26日から始まり、有明アリーナで女子決勝が9月5日、男子決勝が大会最終日の9月6日に行われます。
▽「ボッチャ」は8月29日から9月5日。
▽「車いすテニス」は8月28日から9月5日。
▽「トライアスロン」は8月29日と30日。
▽「ブラインドサッカー」は8月30日から始まり、9月5日に決勝が行われます。
▽「カヌー」は9月3日から5日。
▽「ボート」は8月28日から30日。
▽「アーチェリー」は8月28日から始まり、9月5日まで行われます。
▽「競泳」は8月26日から9月4日。
▽「シッティングバレーボール」は8月28日に始まり、9月5日に男子決勝、大会最終日の6日に女子決勝が行われます。
▽東京大会で新たに採用された「テコンドー」は9月3日から5日。
▽「車いすフェンシング」は8月26日から30日。
▽「ゴールボール」は8月26日から9月4日。
▽「射撃」は8月31日から大会最終日の9月6日。
▽「自転車」は伊豆ベロドロームで行われる「トラック」が8月26日から29日、富士スピードウェイで行われる「ロード」が9月1日から4日。
そして、「開会式」が8月25日、「閉会式」が9月6日となっています。
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