すスウェーデンで開かれている卓球の団体の世界選手権は4日、男子の準々決勝が行われ、日本は韓国に敗れて、6大会ぶりにメダル獲得を逃しました。
卓球の団体の世界選手権は、シングルス5試合で争われ先に3勝したチームが勝利となります。
世界ランキング3位の日本の男子は4日、準々決勝で世界4位の韓国と対戦しました。
日本は、1人目の14歳の張本智和選手が最終ゲームにもつれ込む接戦のすえ、勝負どころのミスが響いてゲームカウント2対3で敗れました。
このあと2人目の水谷隼選手は、粘り強く戦ってゲームカウント3対2で勝ち、追いつきましたが、3人目の松平健太選手がゲームカウント1対3で敗れると、4人目として再び出場した水谷選手も張本選手を破った相手選手の強烈なバックハンドのショットに対応できず、ゲームカウント0対3のストレートで敗れました。
この結果、日本は1対3で敗れて準決勝進出はならず、6大会ぶりにメダル獲得を逃しました。
水谷選手「弱気になってしまった」
卓球の団体の世界選手権で6大会ぶりにメダル獲得を逃した日本男子の水谷隼選手は「4人目で出場した試合は、負けられないプレッシャーがすごくあって、気持ちの面でかなり弱気になってしまった。最初から最後までかなり受け身になってしまい、いいところがなく、負けてしまった」と振り返りました。
そして、「これまで自分が頑張ってメダルを獲得してきて、今回取れなかったことは悔しいし、日本の皆さんの期待に応えられずに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。リオデジャネイロオリンピックの団体では銀メダルをとったが、日本の実力はまだまだなので、メダルがとれなかったことを真摯(しんし)に受け止めて、努力していかないといけない」と話していました。
張本選手「メダルが欲しかった」
張本智和選手は、最終ゲームまでもつれた末に競り負けた試合を振り返り、「大事なところで強気で攻めたかったが、相手のプレーに対応できず、もったいなかった。メダルが欲しかったなと、ただそれだけを思う」と悔しそうに話しました。
そのうえで、「終わったことはしかたがないので、東京オリンピックで金メダルをとれるように、個人で実力をつけるのがいちばん大事だと思う。誰よりも練習することが成長の近道だと思うので、ここで気を引き締め直してやっていきたい」と前を向いていました。
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