スポーツ
ピョンチャンパラリンピックが閉幕
ピョンチャンパラリンピックは閉会式が行われ、大会は10日間の日程を終えて18日夜、閉幕しました。
閉会式は午後8時からピョンチャンオリンピックスタジアムで行われました。
大会は史上最多の49の国などが参加し、式では、まず旗手が1人ずつ入場しました。
日本は33番目に入場し、開会式と同じくアルペンスキーの村岡桃佳選手が旗手を務めました。
村岡選手は金メダル1つを含む5個のメダルを獲得し、冬のパラリンピックの1大会で日本選手が獲得したメダルの数としては史上最多となりました。
また日本のメダルの総数は金メダル3つを含む10個のメダルで、これまでで3番目に多い数となりました。
一方、組織的なドーピング問題で国としての参加が認められなかったロシアは、選手たちが個人資格で参加しましたが、IPC=国際パラリンピック委員会は閉会式でロシアの国旗と国歌を使うことを認めませんでした。
IPCによりますとほとんどの選手がすでに帰国したということで、ボランティアのスタッフがパラリンピックの旗を持って行進しました。
閉会式は「私たちが世界を動かす」をテーマに、耳に障害があるバレリーナや大勢のダンサーが白で統一された衣装で幻想的なショーを披露したあと、パラリンピックの旗が2022年の開催都市、北京に引き継がれました。
そしてIPCのパーソンズ会長が閉会を宣言したあとに聖火が消され、10日間に渡る大会が幕を閉じました。
最年長61歳の福島忍選手 第一線退く意向示す
アイスホッケーのゴールキーパーで、日本選手団最年長の61歳、福島忍選手は閉会式のあと「1勝もできず残念だったが、閉会式を終えてほっとしている」と笑顔で話していました。
そのうえで「この年齢で全試合先発出場させてもらい、充実感がある。今後も日本代表に対して何らかの形で関わりたいとは考えているが、選手としてはもういいんじゃないかと思っている」と述べ、第一線を退く意向を明らかにしました。
新田佳浩選手「東京に流れつなげられる大会に」
クロスカントリースキーで金メダル1つと銀メダル1つを獲得した新田佳浩選手は閉会式のあと「僕にとってはいい形で終われた大会だった。金メダルをとることができて、子どもたちと会場で抱き合った瞬間が思い出される。家族で温泉に行きたいという話をしていたので、近くでもいいから温泉に入れればと思う」と話していました。
そのうえで、2020年の東京パラリンピックを目指す選手たちに向けて、「このピョンチャン大会は、東京に流れをつなげられる大会になったので、夏を目指している選手たちにはより多くのメダル、そしてベストパフォーマンスを出せるよう頑張ってもらいたい」とエールを送っていました。
村岡桃佳選手「たくさんの方の支えに感謝とお礼を」
冬の1つの大会で日本選手では史上最多となる5個のメダルを獲得した村岡桃佳選手は閉会式のあと「『やっと終わった』という気持ちと、『もう終わった』という残念でさみしい気持ちがまざった複雑な気持ちです。4年前は表彰式を下から見ていて、『次はあそこに立ちたい』とやってきた。その成長の裏にはたくさんの方の支えがあったので、感謝とお礼を言いたい。今回の日本チームは活躍したと思うので、これをきっかけにパラリンピックに興味を持ってくれる人がいたと思うし、次の大会につながったらいいと思う」と話していました。
森井大輝選手「ここからがスタート」
アルペンスキーで、5大会連続出場の森井大輝選手は銀メダルを1つを獲得しましたが、悲願の金メダルには届きませんでした。
森井選手は閉会式のあと「目標としていた成績は残せなかったが、楽しむことはできた大会。この4年間はチャレンジし続けて、すごく大変だったがすごく楽しかった」と笑顔で話していました。
そのうえで「力を発揮しきれなかったが、次に向けて何をするかは見えていて、新たなチェアスキーの開発に取り組みたい。体力や道具を改善し、いろいろな挑戦をして可能性を広げ、『心・技・体』を磨けば、目標としているメダルが取れると思う。ここからがスタートで、北京に向けて頑張りたい」と話して、4年後に向けて決意を新たにしていました。
NHK公式ホームページ:http://www.nhk.or.jp
NHK 公式Twitter:@nhk_news
閉会式は午後8時からピョンチャンオリンピックスタジアムで行われました。
大会は史上最多の49の国などが参加し、式では、まず旗手が1人ずつ入場しました。
日本は33番目に入場し、開会式と同じくアルペンスキーの村岡桃佳選手が旗手を務めました。
村岡選手は金メダル1つを含む5個のメダルを獲得し、冬のパラリンピックの1大会で日本選手が獲得したメダルの数としては史上最多となりました。
また日本のメダルの総数は金メダル3つを含む10個のメダルで、これまでで3番目に多い数となりました。
一方、組織的なドーピング問題で国としての参加が認められなかったロシアは、選手たちが個人資格で参加しましたが、IPC=国際パラリンピック委員会は閉会式でロシアの国旗と国歌を使うことを認めませんでした。
IPCによりますとほとんどの選手がすでに帰国したということで、ボランティアのスタッフがパラリンピックの旗を持って行進しました。
閉会式は「私たちが世界を動かす」をテーマに、耳に障害があるバレリーナや大勢のダンサーが白で統一された衣装で幻想的なショーを披露したあと、パラリンピックの旗が2022年の開催都市、北京に引き継がれました。
そしてIPCのパーソンズ会長が閉会を宣言したあとに聖火が消され、10日間に渡る大会が幕を閉じました。
最年長61歳の福島忍選手 第一線退く意向示す
アイスホッケーのゴールキーパーで、日本選手団最年長の61歳、福島忍選手は閉会式のあと「1勝もできず残念だったが、閉会式を終えてほっとしている」と笑顔で話していました。
そのうえで「この年齢で全試合先発出場させてもらい、充実感がある。今後も日本代表に対して何らかの形で関わりたいとは考えているが、選手としてはもういいんじゃないかと思っている」と述べ、第一線を退く意向を明らかにしました。
新田佳浩選手「東京に流れつなげられる大会に」
クロスカントリースキーで金メダル1つと銀メダル1つを獲得した新田佳浩選手は閉会式のあと「僕にとってはいい形で終われた大会だった。金メダルをとることができて、子どもたちと会場で抱き合った瞬間が思い出される。家族で温泉に行きたいという話をしていたので、近くでもいいから温泉に入れればと思う」と話していました。
そのうえで、2020年の東京パラリンピックを目指す選手たちに向けて、「このピョンチャン大会は、東京に流れをつなげられる大会になったので、夏を目指している選手たちにはより多くのメダル、そしてベストパフォーマンスを出せるよう頑張ってもらいたい」とエールを送っていました。
村岡桃佳選手「たくさんの方の支えに感謝とお礼を」
冬の1つの大会で日本選手では史上最多となる5個のメダルを獲得した村岡桃佳選手は閉会式のあと「『やっと終わった』という気持ちと、『もう終わった』という残念でさみしい気持ちがまざった複雑な気持ちです。4年前は表彰式を下から見ていて、『次はあそこに立ちたい』とやってきた。その成長の裏にはたくさんの方の支えがあったので、感謝とお礼を言いたい。今回の日本チームは活躍したと思うので、これをきっかけにパラリンピックに興味を持ってくれる人がいたと思うし、次の大会につながったらいいと思う」と話していました。
森井大輝選手「ここからがスタート」
アルペンスキーで、5大会連続出場の森井大輝選手は銀メダルを1つを獲得しましたが、悲願の金メダルには届きませんでした。
森井選手は閉会式のあと「目標としていた成績は残せなかったが、楽しむことはできた大会。この4年間はチャレンジし続けて、すごく大変だったがすごく楽しかった」と笑顔で話していました。
そのうえで「力を発揮しきれなかったが、次に向けて何をするかは見えていて、新たなチェアスキーの開発に取り組みたい。体力や道具を改善し、いろいろな挑戦をして可能性を広げ、『心・技・体』を磨けば、目標としているメダルが取れると思う。ここからがスタートで、北京に向けて頑張りたい」と話して、4年後に向けて決意を新たにしていました。
NHK公式ホームページ:http://www.nhk.or.jp
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- 2018.03.18 Sunday
- 22:21
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- by 昌裕