私は、低い記載台も利用できませんが、各地域で対応して頂ける事は、とても嬉しいです。以下は、原文のままです。
◇タクシー代を補助 斑鳩
障害者がスムーズに1票を投じられるよう、投票所のバリアフリーが県内でも進んでいる。昨年4月施行の障害者差別解消法にも後押しされ、22日投開票の衆院選では、車いすを全投票所に置く自治体も出てきた。
「誰もが投票しやすい環境を整えたい」と、御所市は今回の選挙から、市内全17か所の投票所に車いすを備える。
従来は事前に要望があった場合に限って投票所に車いすを届けていたが、新たに車いす14台(計約20万円)を購入。車いすに座ったまま投票用紙に書くことができる低い記載台も置いた。
投票所となる市立秋津小体育館では20日、市職員5人が真新しい車いすを持ち込み、記載台や投票箱などを設置。入り口の段差にはスロープを設け、車いすのまま投票できるよう準備を整えた。市選管の担当者は「何か不自由があれば事務員が介添えさせていただくので、気軽に声をかけて」と話した。
大和高田、香芝市なども車いす用の低い記載台を全投票所に置く。桜井、天理市なども新たにスロープを設ける。
斑鳩町は、障害者が投票所に行く際に払ったタクシー代の一部を補助する。要介護認定を受けている人が介護タクシーを使った場合も適用。いずれも往復の上限は1360円で、領収書を付けて請求すれば支払われる。町選管は「投票をあきらめていたケースも多い。投票に行ってみようという人が増えれば」とし、今後も続けるという。
一方、急な解散で新しい取り組みが困難な自治体もある。奈良、橿原市などは昨年夏の参院選と同様、申し出があった場合に投票所の職員が介添えする予定だ。奈良市選管の担当者は「準備時間が足りず、新しいことはできないが、投票が適切に行えるよう努める」とする。