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「一切なりゆき 樹木希林のことば 樹木 希林著-文春新書-」39回目の読了

《病気がきっかけでぐわんと変わってくることもある》

【自分一人で好きな道を歩いてきたんですが、3年ほど前に乳がんになりましてって治療したって構わないんだけど、一応ね、別居してる夫に話しておこうと思って。そしたら夫は「えっ!」と言って。私たち、がん、というという死ぬと思ってるから。
そこから何か雰囲気が変わってきましたね。月に1度くらい一緒にご飯を食べに行ったりして。「離婚しなくてよかったなあと言ってもらえましたし。いろいろありましたが、そういうところに着地したというね。それは自分たちも幸せなんだけど、子孫にとっても、楽な姿じゃなかろうかと最近思うんですよね。病気がきっかけでぐわんと変わってくることもあるんですよ。」】




以前もこの言葉に、惹きつけられた事があります。
その時は、「私も色々な症状があるけれど、病気がある事はずっと同じ。段々と障害や症状が増えてきて現在に至っているのは確かなこと。その度に失われた身体機能に別れを告げて、今現在の体を出迎える。症状に振り回されている時は、さすがにつらいけれど、基本的にはただ、その繰り返しの連続に過ぎず、希林さんのように《ぐわんと変わってくることもある》とは話せるような経験はないかな」と、思っていました。
しかし、高校時代に一時的に全く見えなくなった事を改めて振り返りながら、「もし、視力を失ったらこのように読書をし、すぐスマホから発信する。この一連の流れが、スムーズにできなくなるんだなぁ」と、想像に結びつきました。
今までにも、このことについては強く過ぎった経験はありますが、ここまでの鮮明さはありませんでした。
視覚障害になっても、音声読み上げシステムや点字表示によって画面の文章を読む事がパソコンなどを利用すれば可能になります。これは、少し身近で観た事があったり、関連記事を目にする事で知る機会を得ました。
しかし、私にはスマホのコンパクトが発信をスムーズにしてくれた経緯があるので向いていない選択肢だと考えるのです。
その上で、今見えている事に深く感謝しています。視覚障害を発症しないことを願い続けていくことはこれまで通りですが、「もし、発症した時に私なりに書き切ったと思えるようにしたい」と、より一層思いを強くしてます!

















本書は、以下の通りの内容となっています。


「楽しむのではなくて、面白がることよ。
面白がらなきゃ、やっていけないもの、この世の中」

女優の樹木希林さんが2018年9月15日に他界されました。
本書は樹木さんが生前に遺した120の言葉を掲載しています。

老い、孤独、病い、仕事、家族、夫婦関係……誰もが人生で直面する
「壁」をどう乗り越えればいいのか――。
きっと樹木さんの言葉がヒントになるはずです。

『NHKスペシャル「"樹木希林"を生きる」』や朝日新聞の連載「語る 人生の贈りもの」 のインタビュー、雑誌、専門誌、フリーペーパーでの発言に至るまで、 多岐にわたるメディアから、心に響く樹木さんのメッセージを厳選しました。

<ありのままの自分>を貫き、最期まで<自然体>で生きた樹木さんの 率直な言葉には、彼女の人となり、そして人生哲学が詰まっています。

生前、親交があった養老孟司さんからご寄稿もいただきました。
「自然体とはこういうことかと思った」
「男でいえば、将の器がある。身体は小さいし、声だってとくに大きいわけではない。印象的な女性でした」

また、樹木さんの若かりし頃の秘蔵写真や、 懐かしのドラマの貴重カットなども多数掲載しています。


▼――本書に収録した<言葉>より

◯ときめくことは大切。
自分が素敵になれば、
それに見合った出会いも訪れるものです。

◯どうぞ、物事を面白く受け取って
愉快に生きて。
あんまり頑張らないで、
でもへこたれないで。

◯一人でいても二人でいても、
十人でいたって寂しいものは寂しい。
そういうもんだと思っている。

◯嫌な話になったとしても、
顔だけは笑うようにしているのよ。

◯本物だからって
世の中に広まるわけじゃないのよ。
偽物のほうが広まりやすいのよ。

◯籍を入れた以上、引き受けていくしかない。
夫の中には今も、純粋なもののひとかけらがみえるから。

◯がんがなかったら、私自身がつまらなく生きて、つまらなく死んでいったでしょう。
そこそこの人生で終わった。

◯病気になったことでメリットもあるんですよ。
賞を取っても、ねたまれない。少々口が滑っても、おとがめなし。
ケンカをする体力がなくなって、随分腰が低くなったし。

▼――章立て

第一章 生――人生と幸福について
第二章 病――がんと病いについて
第三章 老――老いと成熟について
第四章 人――人間と世間について
第五章 絆――夫婦について
第六章 家――家族と子育てについて
第七章 務――仕事と責任について
第八章 死――生と死について




お読みなられた方は、どれほどいらっしゃいますか?
  • 2019.10.14 Monday
  • 17:10

「はるかな国からやってきた 谷川俊太郎著 -童話屋-」16回目の読了

「なんにもない」


なんにもない なんにもない
車もなければ家もない
ないないないないないないずくし
なにもないから楽しんだ
生きているいるのが好きなんだ
なんにもない なんにもない
着たきりすずめのすかんぴん
ないないないないないないずくし
なんにもないからこわくないんだ
いつでも旅に出られるんだ
なんにもない なんにもない
見栄もなければ嘘もない
ないないないないないないずくし
なんにもないから空があるんだ
今日という日が始まるんだ





この作品で、一貫して語られている「ない」という現実は、おそらく災害によるものではなく、経済的な問題が理由だと思います。
そして、相次ぐ災害によって被災地となってしまった地域の皆様には、作中にある明るさなんてとんでもない状況である事を想像しています。
中には、不謹慎と捉える方もいるかもしれません。そして、私が書くことで被災地支援になるわけでもありません。
それでも、実行する前よりほんの少しだけでも、伝えられるものがあると信じて。
読書をする事は、私にとって日常です。
この日常がある事に感謝しながら。







本書は、私が生まれた時/世界は忙しい中を微笑んだ/私は直ちに幸せを知った/別に人に愛されたからでもない/私は只世界の中に生きるすばらしさに気づいたのだ… 詩人・谷川俊太郎さんの代表作を編んだ詞華集です。


お読みになられた方は、いらっしゃいますか?
  • 2019.10.13 Sunday
  • 14:07

「小説 天気の子 新海 誠著-角川文庫-」51回目の読了

台風19号による、各地の甚大な被害に対して、心よりお見舞い申し上げます。
皆様のお住いの地域は、どのような様子でしょうか?
今回の台風では、これまでで最も多くの地域で「大雨特別警報」が発表されて、その中に私が住む練馬区も入りました。
エリアメールも届いたので、より緊迫感がありました。
本作で、都心部に「大雨特別警報」が発表されている事を受けて、「そう遠くない時期に来るのだろう」とは思っていましたが、まさかこんなにも早いとは。
無事であることがありがたいと、いつもより一層感じながら迎えた朝です。




本作は、映画を観てファンになられた方々も多くいらっしゃいますが、以下の通りの内容となってます。

全世界待望の新海誠監督最新作『天気の子』、監督みずから執筆した原作小説

高校1年の夏、帆高(ほだか)は離島から家出し、東京にやってきた。連日降り続ける雨の中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は不思議な能力を持つ少女・陽菜(ひな)に出会う。「ねぇ、今から晴れるよ」。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――。天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」する物語。長編アニメーション映画『天気の子』の、新海誠監督自身が執筆した原作小説。




お読みになられた方は、どれほどいらっしゃいますか?
  • 2019.10.13 Sunday
  • 07:02

「モルモン書 〜イエス・キリストについてのもう一つの証〜」

本書は、キリスト教系の新宗教である末日聖徒イエス・キリスト教会およびコミュニティ・オブ・クライストの聖典のひとつです。
こちらが福知山で頂いた書籍です。
聖書より読みやすく、個人的には不思議と癒されます。


イエス・キリストの偉大さが説かれている事は十二分に伝わってきます。
ただ、特別な言葉はないものの、キリスト教としての解釈が理解できていないと、読めている実感は得られないなぁ考えています。
現段階で私なりに理解した事は「小さな事に感謝して、心豊かに過ごす事の重要性」を説いていることです。
この点は、全ての人に共通して大切なことですよね。
  • 2019.10.08 Tuesday
  • 15:58

「陽だまりの天使たち ソウルメイトII 馳星周著集-英社文庫」6回目の読了

本書は、以下の通り内容となっています。


ずっと一緒にいられなくて、ごめん──。
犬と人間を巡る、情感あふれる7つの物語。

人間が犬を選び、犬が人間を選ぶ。その先に生まれる信頼関係が"ソウルメイト"の証。長年寄り添った愛犬の最後の時。家族の決断とは──。(「フラットコーテッド・レトリーバー」)、自殺を踏みとどまらせてくれた一匹の犬の存在。(「フレンチ・ブルドッグ」)心に空洞を抱えて生きる人々と、そこに寄り添う犬たち。犬と生きる喜びも、犬を失う悲しみも刻まれた、一つ一つの物語が胸を打つ全七、編。




この作品がどんな曲に合うか考えた結果、Kの「Only Human」だと辿り着きました。

この曲は、2005年フジテレビ系列で秋ドラマとなった「1リットルの涙」の主題歌でした。



ドラマの大まかな流れは第1話から第8話までが亜也が脊髄小脳変性症を発症し、明和台東高校から養護学校へ編入するまでの1年間の彼女とその家族の葛藤、第9話が養護学校での生活、第10話が養護学校を卒業してからの自宅療養や入院生活での彼女の苦悩、最終話では彼女が成人し、亡くなるまでの数年間が描かれています。

エンドロールでは、教室や病院の診察室といった、放映したエピソードにまつわる風景や野の草花や空を映した写真とともに、木藤亜也の在りし日の写真が映し出される。また、第7話より、亜也が書き残した文章が原文のまま、テロップで紹介されるようになった(※第6話までは彼女が遺したノートにつづられた文章を映していただけだった)。最終回のエンドロールでは、ドラマのメインテーマにあわせて家族の近況も紹介されました。


そして、私が感じる本作とドラマの共通点は、「病気は大変な面も多いし、悲しくなることもあるけれど、その先に笑顔になれる日がきっとある」というメッセージが込められていることです。




お読みになられた方は、いらっしゃいますか?









  • 2019.09.23 Monday
  • 18:10

「はるかな国からやってきた 谷川俊太郎著 -童話屋-」15回目の読了

「今日」

ふたたび日曜日が そうして
ふたたび月曜日が
ふたたび曇り ふたたび晴れ
してその先に何がある?

その先など知りはしない
ある野良ただ今日ばかり

僕の中にふたたびではなく
今日だけがある

思い出は今日であった
死は今日であるだろうそして
生きることそれが烈しく今日である

今日を愛すること
ひとつ短い歌が死に
今日が小さな喪に捧げれるまで



「今日」

昨日より今日が好き
昨日より今日が好き
旅に出る若い娘
目をみはり
心はヒワのようにさえずって
好きは好き きらいはきらい
きっぱりと送る正確な挨拶

〈空は好き
青は私の肌に合うから
川はきらい ふり向きもせず
私を駆け足で追い越すから
白樺は好き
何の色にも染まらないから 〉
だがある日 突然ひとりの男に
まじめな声でむすめに言う
〈あなたが好き…〉
ああ その日から始まる
不確かな今日新しい今日
好きかきらいか分からぬ今日

幸せ それとも不幸せ
目をつむり心をみつめ
もう木々の挨拶にも答えずに




2019年9月23日まで、同じタイトルがあることに気づかなかった私。
そして、どちらが好きかなんて選べないのも私。

皆様は、いかがでしょうか?




本書は、私が生まれた時/世界は忙しい中を微笑んだ/私は直ちに幸せを知った/別に人に愛されたからでもない/私は只世界の中に生きるすばらしさに気づいたのだ… 詩人・谷川俊太郎さんの代表作を編んだ詞華集です。


お読みになられた方は、いらっしゃいますか?
  • 2019.09.23 Monday
  • 11:26

「漫画 君たちはどう生きるか 漫画:羽賀翔一 原作:吉野源三郎 -マガジンハウス-」17回目の読了

ずっと手元にあったのに、2018年11月23日以来の読了となりました。

コペルくんは、叔父さんとの交流のおかげで不登校から脱出できました。しかし、もし叔父さんがいなければ、どのように立ち直れたのでしょうか。
今ならフリースクールという選択肢もありますが、充分に足りているかといえば必ずしもそうではなく、経済的にさらなる大きな負担となることから、選択できない現実もありますよね。

本作の時代は、1937年と現在から約80年前となので、そもそもフリースクールという場がないでしょうし、あったとしても、今よりも少なく、一般に広く知られた存在ではないはずです。

一方、学校に通えない理由こそ複雑化していると思いますが、不登校が社会問題なのは変わらない事実なんですよね。




本書は、人間としてあるべき姿を求め続けるコペル君とおじさんの物語。
出版後80年経った今も輝き続ける歴史的名著が、初のマンガ化!

1937年に出版されて以来、数多くの人に読み継がれてきた、吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」。
人間としてどう生きればいいのか、楽しく読んでいるうちに
自然と考えるように書かれた本書は、子供はもちろん
多くの大人たちにも共感をもって迎えられてきました。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、
昔も今も変わらない人生のテーマに
真摯に向き合う主人公のコペル君と叔父さん。
二人の姿勢には、生き方の指針となる言葉が数多く示されています。
そんな時代を超えた名著が、原作の良さをそのままに、マンガの形で、今に蘇りました。
初めて読む人はもちろん、何度か読んだことのある人も、一度手にとって、人生を見つめ直すきっかけにしてほしい一冊です。



お読みになられた方は、どれほどいらっしゃいますか?
  • 2019.09.23 Monday
  • 10:28

「かがみの孤城 辻村深月著 -ポプラ社- 」56回目の読了

この物語は6月からスタート。こころはそれまでに中学入学直後の4月から不登校に。その後、お母さんとフリースクールに見学には行くものの、一度も通わずに「かがみの孤城」と出会い、新年度から登校再開へとなります。
こころは、運良く「かがみの孤城」に行けたことできっかけを掴めましたが、この場所は実在しません。あったらどんなにいいだろうかと、心底思いますが。
不登校にもそれぞれケースがあり、個々への対応を求められることは必須。
こころのように、メンタルケアが必要となった場合に、どのような対応されているのかなぁと、気になりました。

本作は「かがみの孤城」というタイトルにあるように、フリースクールから離れた場所である事に魅力を強く感じるのも一つの理由としてあると思います。
なので、作中にフリースクールの風景が拡がるような記述があったら、変に現実に引き戻されたり、ストーリーがピンぼけしていると考えられるので、このスタイルが最善だと思います。
そして、他の読者の方の中にも、これがきっかけでフリースクールに関心を持たれた方も多いでしょうね。






本書は、中学一年生のこころは、ある出来事を機に学校へ行けなくなり、いつも家で過ごしている。ある日一人で家にいると、部屋の鏡が突然輝き始め、潜り抜けてみると、そこは城の中だった。集められたのはこころを含め、似た境遇にいるらしき中学生が七人。九時から十七時まで滞在が許されるその城で、彼らにはひとつの課題が出される。猶予は一年。戸惑いながらも七人は、少しずつ心を通い合わせていくのだが……。
ああ、久々に初期の頃のような青春小説を書いたのだな……と思いながら読み進めた。自分も思春期にこんなふうに傷ついていたなと思い出すというより、自分があの頃傷ついたのは、こういうことだったのか、と気づかせる描写の巧さに唸る。だが途中で、それだけではないと気づいた。これは、あの頃の気持ちを失わないまま、かつ、大人としての目を持ち合わせるようになった今の著者だからこそ書ける作品なのだ。泣けるのは娘を理解しようと手探りする母親の戸惑いや怒りや喜びが、それに無自覚なこころの目を通しながらもありありと伝わってくる点。子どもが大人に望むことはもちろん、大人が子どもに対して思うことを、こんなふうに巧みに表現してのけるとは。

大人も子どもも、みんなが関係を構築していこうとしている。その部分だけでも充分読ませるが、もちろんミステリーパートも秀逸で、孤城の秘密がすべて明かされていく終盤は驚きの連続。それがまた、胸をしめつける真相だ。救いを求める側から救う側へとなった時、人は本当に救われるのだとも気づかせてくれる一冊となっています。

お読みになられた方は、どれほどいらっしゃいますか?
  • 2019.09.23 Monday
  • 09:46

「陽だまりの天使たち ソウルメイトII 馳星周著集-英社文庫」4回目の読了

本書は、以下の通り内容となっています。


ずっと一緒にいられなくて、ごめん──。
犬と人間を巡る、情感あふれる7つの物語。

人間が犬を選び、犬が人間を選ぶ。その先に生まれる信頼関係が"ソウルメイト"の証。長年寄り添った愛犬の最後の時。家族の決断とは──。(「フラットコーテッド・レトリーバー」)、自殺を踏みとどまらせてくれた一匹の犬の存在。(「フレンチ・ブルドッグ」)心に空洞を抱えて生きる人々と、そこに寄り添う犬たち。犬と生きる喜びも、犬を失う悲しみも刻まれた、一つ一つの物語が胸を打つ全七編。


大切な存在との永遠の別れというものは、非常に悲しいですよね。しかし、このような別れがなければ、悲しい・寂しいといった感情を抱くことはなかったのではないでしょうか?
人もその他の動物も同じく。

もし、死別がなければこんなにも、生き物として感情の発達はなかったかもしれないと思わずにはいられません。
悲しい・寂しいと感じるのは、死別に限った話ではありませんけれどもね。






お読みになられた方は、いらっしゃいますか
  • 2019.09.22 Sunday
  • 15:12

「君と読む場所 三川 みり著 -新潮文庫nex-」9回目の読了

本書は、以下の通り内容となっています。

この一冊で、あなたが笑顔になったら嬉しい。鈴川有季は、職場体験に図書館を選んだ。一緒に実習する森田麻友は、隣のクラスだが記憶にない。まして繊細で無口な女の子と話すきっかけなど考えつくはずもなかった。ところが、時代小説『さぶ』が二人の距離を近づけることに……。一方、年の離れた「友だち」である七曲老人が引き籠もりになってしまう。彼の心の扉を開くため、有季はある本を届けるが─人と本を繋ぐ物語。



老人・七曲が2000冊もの図書館に手持ちの書籍を寄贈しようとする行動には、私の想像を遥かに超えてしまったため、これまでよく理解できない状態が続いていました。しかし、これは「身辺整理」や「終活」の一つであるかもしれないと思った時に、日本は既に高齢社会に突入しています。今後このようなケースが本当に増加するのではないかと思い出し、もはや、作品の中の出来事で終わる話ではないと、急に私の中で現実味を帯びて来たのです。
本作の中では、実行したかまでは不明ですが、後に図書館で職場体験をした中学生に「自宅を図書館にしてみては?」と持ちかける展開となります。
このように、前進出来そうなら申し分ないですが、実際には中々そうとばかりはいかないでしょうね。





お読みになられた方は、いらっしゃいますか?
  • 2019.09.22 Sunday
  • 14:39